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2016年1月

2016年1月24日 (日)

大雪交通障害の怪

18日は前夜から雪になる事は分かっていた。
公共交通機関も運休、間引き運転についてアナウンスしていた。
テレビラジオも公共交通機関の利用について注意を呼びかけていた。

なのに、何で駅に人が溢れるのだろう。

私は前夜の情報から、18日朝はいつもより早く朝食を採ってラジオを聴いた。
私は神奈川県内の移動なので、自身のエリアを忘れた「東京では」「東京でも」という超東京ローカル報道に執着する稚拙な民法東京キー局に眼もくれず、データ放送で気象情報を細かく得られるNHKとFM横浜を情報の基本とする事が多い。

情報から、自身の責任で15分早発とし、結果、職場にはいつもより15分前に着いた。
私が途中やった事は、1本見送って座るという事をやめた事だけ。
JR東日本アプリで次の列車まで間が空くのが分かっていたから。

京浜急行、相模鉄道の区間運休の影響と見られる乗客のいつもと違う流動に出会い、遅延が増大したが、その程度である。

途中、危険極まりないノーマルタイヤで駅に人を送る「親切な自爆ドライバー」による駅周辺の渋滞を見たが、日本人には、こういう自己中心的な過信をしている人が多いのかなと。
私はいつでも車を動かせるように、冬季はスタッドレスタイヤを履かせており、それが当然と思っているが、雪の中を車で出ようとはあまり思わない。
周りはノーマルタイヤの自爆ドライバーだらけで危険だからである。

話がそれたが、後の報道を見ると、人が溢れただの、情報がどうのとか、果ては東急電鉄に質しに行く等、マスコミの自身の報道のあり方を棚に上げていたのには、なんだかなあって思ったりする。

東急の一部路線では平時でも積み残しが出かねない混雑区間があって、雪による間引き運転が行われれば裁ききれないのは分かっていた筈。
まずそこを踏まえたうえで話をすべきで、マスコミの上っ面の報道には改めて呆れるしかない。

東急沿線に住んでいる人、利用客はその事を分かっている筈なのだ。
しかも情報は逐一携帯端末に入って来る時代だ。
運行障害時にも携帯端末を注視している輩が多いけれど、彼等は一体何を見ていたのか?

携帯端末は使いこなす、あるいは賢く使うものだと思うけれど、そういう人は必要に応じて使っているのであって、人にぶつかりながら歩き乍スマホするような事もないと思うんだけどな。
乍スマホやってる様な輩は、結局は機械に使われているんだよな。
機械はスマート(賢い)という名で呼ばれているけれど、依存している輩は全くスマートではないと。

雪の中、公共交通機関が運休回避を考えるのは、どうしても公共交通機関が必要な人の為なのだと。まずそれを考えるべきであろう。
マスコミは無責任な報道をするくらいなら、有給休暇を取ってゆっくりテレビを観ましょうとか、そういう事を言ってもいいと思うんだけどな。

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2016年1月 1日 (金)

池上彰のニュースそうだったのか!!の怪

昨年末、12月29日に全部ではないが、「池上彰のニュースそうだったのか!!」を見て気になった点があったので記しておく。

副題が「2015池上総ざらい 昔と今を比べると日本はこんなになっていた 年末特大スペシャル」と長ったらしい。

この番組中、気になったのは未成年犯罪に関するデータの読み解き不足である。
この項の直前、老人のショッキングな犯罪を見せ付けてゲストを誘導すると言う稚拙な演出を行った上で、未成年犯罪のショッキングな事件を映し出すという演出を更に行い池上がグラフを交えて解説する。
実は未成年犯罪の発生割合は減っているのだと。
ここで雛壇に並べられたゲストは「へー」となるわけである。
更に池上の解説は続くが、気になったのは「再犯率」である。
確かに池上が言うように、犯罪総数に対する再犯率は増えている。
しかし示されたグラフから明らかなように、再犯件数そのものは減っているのが見て取れた。
これはどういう事か?

犯罪発生率は減っている。その中の再犯割合は増えている。
ただこれだけの事を池上を態々呼んで解説させる理由は実はない。
ここで池上が注目すべき点は、こんな上っ面の事ではない筈なのだ。

重要なのは、
犯罪発生率は減っている。その中の再犯割合は増えている。しかし再犯数そのものは人口減に応じて減っているという事なのだ。
池上が解説すべきはこの点ではないのか?

データを裏側から見てみよう。

再犯件数そのものは未成年の人口減に呼応して減っていると考えられるから、実は変動があるのは「再犯に及ばなかった犯罪」だった筈なのだ。

言い方を変える。
有意差として考えるべきは犯罪総数に対する再犯率ではなく、未成年者の人口推移とリンクさせるべきで、有意差があると考えられるのは再犯にならなかった犯罪の割合の減少なのである。

これを検証するには、犯罪の数ではなく、犯罪の内容と再犯の多寡について見るべきなのだが、番組中ではその点に全く触れられていない。
また、老人犯罪のデータを推移を見せたりしているのであるから、未成年犯罪とその他の犯罪についても比較検証すべきであった。
また、再犯が初犯を起こした同じ年に必ず起きるわけではないという含みも持たせておかないといけない。
初犯と再犯の間には時差があるのだ。
直近の犯罪の再犯率は、現時点では分からない。後に分かってくる事なのだ。

このようなデータの読み解きが不充分な状態で、番組はゲストを「へー」と言わせようとする稚拙な演出に傾注し、この当然あるべき比較検証ならびに留意点に関する説明を行っていないのだ。

池上はデータの内容を読み解くような事を言う。
しかし、その番組でデータの読解力不足を露呈したと言えるのだ。

ゲストに弁護士の北村晴男がいたが、飾りでないのだったら、突っ込みを入れて池上を困らせるくらいでないと困る。

(文中敬称略)

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