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2015年8月13日 (木)

佐野研二郎氏のオリンピックロゴの怪

パクリであるかどうかに関係なく、発表された時に思いっきりガッカリさせられたのが東京オリンピック2020のロゴである。

何で東京を現すのにアルファベットの頭文字の「T」なのだろうか。
都市開催だが国を前面に押し出した日の丸1964の様な割り切りもない。
東京都のマークのイチョウの葉と掛けた捻りもない。

類似のデザインがある件にしても、東京オリンピックのロゴ単体の問題で済ませばいいものを、実はアルファベット全部あるだとか、数字もあるだとか、余計なものを披露し、その稚拙さを自ら露呈したように思う。

他のアルファベットには日の丸を組み入れたとは思えないものもあるし、元字がなんであるか理解不能な物もある。
UとV、どちらがどっちだか分かるか?
YとT、Yの方がTに見えるのは何故か?
数字に到っては0は1964年東京オリンピックのロゴそのものだ。
これ、ゼロだったか?

一貫性のない文字列デザイン、ああ、この程度だからTも致し方ないか。

Tを図案化したといえばトヨタ自動車の三つの輪のデザイン。これを見て、シンプルな洗練されたデザインってなんだろうと思ったりするのだ。

ところで、氏のデザインとされるサントリーのトートバッグ、このデザインには元ネタが特定されている完全なパクリがいくつかある。
本人が全く認識せずに全く同じ絵柄が出来るとしたら、これはもはや超能力である。
ハッキリ言える事は、こういう超能力者にオリジナリティを求めてはいけないという事だ。
氏にこのような超能力があると判明したのであるから、東京オリンピック2020のロゴデザインは氏以外のデザインに差し替えるべきであろう。
コンペやったんだから。差し替える優れた絵柄は他にもあるはずなのだ。

最後に。
他国開催のオリンピックのロゴで、国を前面に押し出したのは星条旗を想起させるロス五輪くらいである。
他は五輪マークの五つの輪(=和)に掛けているものが多い。

ところが日本で行われた東京1964と札幌1972は日の丸丸出しで、五つの輪がない。
長野5輪は5つの和であるし、実は東京5輪も2016、2020の招致マークはこれに則っている。
東京2016の5色の結び目、東京2020の5色の花。どちらも日本らしく、優れたデザインであった。
ところが招致が叶うと日の丸を前面に押し出す。
出来上がった東京2020のロゴは5つの輪のオリンピックらしくない、押し付けがましさが目立つのだ。
これはコンペの選者に問題があるのではなかろうか。
選者に選んでもらう為に奇妙なデザインが罷り通る。
これっておかしくはないだろうか。

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