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2015年2月

2015年2月27日 (金)

健康番組の怪(R-1乳酸菌篇)

健康番組で疑問符が付くのは何も「今でしょ!」や「本当は怖い家庭の医学」だけではない。
NHK「あさイチ」、その後追いのフジテレビ「とくダネ!」で紹介された明治R-1ヨーグルトについて考えてみる。

このR-1乳酸菌については明治自身がインフルエンザや風邪に対する免疫効果について公開しているのだが、その内容に疑問符が付くのである。

まず、「山形と佐賀で行われた1073R-1乳酸菌を使用したヨーグルトのヒト試験」では、R-1ヨーグルトとの比較で用いられたのが他の乳酸菌を使用したヨーグルトではなく、牛乳であるという点である。
元々、ヨーグルトの乳酸菌は免疫力を強化すると言われているので、比較対象は他の菌種のヨーグルトで行うべきで、この試験ではR-1の優位性は分からないのだ。
この試験結果をみて注目すべき点は、牛乳を毎日100ml飲んだだけでもNK活性が上昇するという点で、なぜ殺菌された牛乳で上昇するのかという事の方が遥かに重要であるのに、R-1の効能を謳いたい明治はもちろん言及していない。
特に、「佐賀県有田町におけるNK活性の試験結果」では牛乳の方が効果的と思われる結果である。
にも拘らず、風邪罹患リスクが対牛乳比0.39になるとしているのであるから、NK活性と風邪罹患の相関に疑いを持つべきなのだが、明治は「NK細胞が活性化し、免疫力が向上すると考えられます」と言っている。
試験結果からNK活性がR-1乳酸菌と同じ様に上昇する牛乳との比較試験で、何故風邪罹患の割合に差が出るのか考察していないのだから、「考えられます」は無責任なものの言い方である。

NK活性と風邪罹患の相関に言及せずに、NK活性が風邪罹患率を減少させるという前提に立って、NK活性に的を絞ってレポートは進行してゆく。
ここで正体不明の「対照ヨーグルト」が登場する。
ヨーグルトの乳酸菌は種々雑多で、比較対象ヨーグルトは少なくとも10種類以上は必用だったと思うのだが、言及されていない。

おかしなところはまだある。
「山形と佐賀で行われた1073R-1乳酸菌を使用したヨーグルトのヒト試験」では風邪以外のインフルエンザなどの他の感染症について言及しておらず、最終段でNK活性とインフルエンザの関連をマウスの実験結果で示している点だ。
普通なら比較試験で同時に調査して導き出すべき点をマウス実験にすり替えており、しかもこのマウスの実験ではR-1乳酸菌との比較に牛乳ではなく水を与えているのである。

明治の「1073R-1乳酸菌試験結果」を私が評価すると下記のようになる。

・R-1乳酸菌が他の数多い乳酸菌に比べての優位性は分からない。
・NK活性と風邪罹患の関係は分からない。
・R-1乳酸菌によるインフルエンザの罹患率の変化が牛乳と違いがあるか分からない。

なぜ上記のような曖昧な試験結果になってしまったか想像を逞しくすると、下記の様な可能性が浮かんでくる。

調査すべき項目を絞りすぎるというポカをやったのか、あるいは他のヨーグルトや牛乳に対して優位性がないものは調べてあっても結果には書かない事にしたのではないか。

明治側の見解を聞きたいものです。

ちなみに私はここ数年100均の450g入りのヨーグルトを毎日70gくらいずつ欠かさず食べていますが、幸い風邪にもインフルエンザにも掛かっていません。
明治が他のヨーグルトとの直接比較を避けているのは、この辺が関係しているのかもしれません。

私の結論は、安いヨーグルトを、いろいろ楽しんで食べるのがよかろうという事です。
テレビ番組の情報に流されず、ちょっと立ち止まって調べてみると見えてくるものもあるのです。

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2015年2月26日 (木)

食用油についての「林修の今でしょ!講座」の怪。

2月24日、テレビ朝日系「林修の今でしょ!講座」で食用油についてやっていたので、自分なりに調べてみた事を覚えとして記しておく事にする。

α-リノレン酸について。
やたらとエゴマ油をヨイショしていたので、近所のスーパーで見てみた。
番組ではあたかもエゴマ油だけがダントツで多いような言い方だったが、実はアマニ油(亜麻仁油・フラックスオイル)にもほぼ同量含まれている。
近所のスーパーではこっちの方が若干安い。
番組では胡麻油、オリーブ油と比較していたが、これらは元々α-リノレン酸が少ないのであって、実際はてんぷら油として広く使われている菜種油の方がずっと含有量が多い。
亜麻仁油に触れず、比較の対象に含有量が少ないものを持ち出すなど、恣意的なものを感じる。
ただ、α-リノレン酸は変質しやすいので、遮光瓶を使用して紙箱に入れられて売られているエゴマ油・亜麻仁油を買った方がいいのは確かである。
番組中、女性タレントがコンビニでお弁当の醤油瓶みたいなもので売られていたと言っていたが、そういう製品は確認できなかった。
録画番組なんだから、これは編集過程でチェックしなかったスタッフの落ち度であろう。
ついでだから言っておくが、α-リノレン酸は、ラードなどの動物油にも含まれている。

油脂の混合について。
番組中、混合は差し支えないという当たり前の事を念押ししていたが、そんな事より、α-リノレン酸を適度に含み、他の不飽和脂肪酸も適度に含んでいる安価な菜種油・キャノーラ油みたいなものもあるという事の方が重要だと思うのだが、この点については番組では触れられていない。

コーン油。
コーン油がどういう効能で挙げられていたのか忘れてしまったが、近所のスーパーで一番安いマーガリンがコーン油を原料としていて、毎日パンに塗って食べているので考えない事にした。

紅花油。
番組中では血管にコレステロールが過剰に付くと動脈硬化、高血圧に陥り易くなるとの事だった。
確かにその通りなのだが、極端に減少すると血管が弱くなると以前新聞の連載記事で読んだ事がある。
その新聞記事は、食品と健康について裏側から眺めるような内容だったのだが、海外には紅花油がコレステロールの減少に作用し、脳出血などの疾患に結びつくという報告もあったが日本国内でそれを否定するものは見つけられなかったとしていた。
その記事の結びは、コレステロールについては動物油より植物油の摂取量の方が多ければ問題ないとしており、恐らくその通りで、バランスよく食事を採っておけば気にする必要はないと思う。

アーモンド油、大豆油。
これら豆類は、食物繊維を含み、ミネラル分も多いので、安い煎り豆とか、アーモンドチョコでもつまんでいればいい様に思う。
そのまま食べるのがその栄養素を獲るのに有効なものを、態々油を搾り取って食物繊維なんかを捨てるという事に合理性はないと思うのだが。

ビートたけしの本当は怖い家庭の医学なんかを観ていて思う事なのだが、こういう番組では身体にいい料理が登場したりする。
特に、「本当は怖い家庭の医学」では頻繁に登場し、登場した一日これくらい採るにはこの料理、として挙げられたものを累積していくともの凄い食事量になって、肥満になって死んでしまう。

こちらも制作はテレビ朝日である。
テレビ朝日さん、番組を見ている側に意外性を期待させ、視聴率を稼いでスポンサーから広告費を得ようという姿勢が露骨だよ。
番組を見て肥満になったらスポンサー様がオススメする脂肪を燃焼し易くする飲料を飲めという事なのだろうか。
本来、節度を持った食生活をしていれば高価な食材は必要ないし、気にする人向けの飲料を金払って買って飲む必要もないと思うのだ。

戦中戦後の食糧難をかいくぐって来た私の祖父は91歳、祖母は95歳で天寿を全うした。
彼らは旬の食材をそのまま受け入れ、凝った調理もせずに食べていた。
長寿の秘訣は、そういうところにあると思うのだ。

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2015年2月 5日 (木)

秋葉原に関する覚え、その1

大分前に秋葉原を探索して、どこへ行けば何があるか、大体のあたりをつけていたのですが、最近変転が激しく、ここで自分なりの「覚えを」記しておこうと思います。

機器類に内蔵されている組電池、ラグ付き電池といえばココ、と結論付けていたミマツ電商。
そう、ガード下の社長の写真入のデカイ看板の店といえば思い当たる人もいるでしょう。
ところが、ここはタバコ販売喫煙所、ミマツタバコに化けていました。
関連店舗がいくつかあったのですが、電器関連は廃業だそうです。
組電池について親切に応対してくれた社長さん、コネクタやACアダプタについて相談に乗ってくれた店員さん、ありがとうございました。

と、いう事で、ではラグ付き電池はどこで買うかという事になりますが、次点だった田中無線電機という事になります。
組電池、コードレスホン内蔵などに使われているコネクタ付き組電池なども大抵の物はココです。
というか、他の類似店舗の状況を考えると現状ではここ一択という感じです。
と、いいますのも、色々聞いてまわると、扱っている類似店舗は殆どが在庫販売らしく、新品を今でも取り寄せているのはここだけになっているらしいのです。

ここで見つけられなければ秋葉原で新品を見つけるのは難しく、ネットかジャンクを探す事になります。

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