2016年1月24日 (日)

大雪交通障害の怪

18日は前夜から雪になる事は分かっていた。
公共交通機関も運休、間引き運転についてアナウンスしていた。
テレビラジオも公共交通機関の利用について注意を呼びかけていた。

なのに、何で駅に人が溢れるのだろう。

私は前夜の情報から、18日朝はいつもより早く朝食を採ってラジオを聴いた。
私は神奈川県内の移動なので、自身のエリアを忘れた「東京では」「東京でも」という超東京ローカル報道に執着する稚拙な民法東京キー局に眼もくれず、データ放送で気象情報を細かく得られるNHKとFM横浜を情報の基本とする事が多い。

情報から、自身の責任で15分早発とし、結果、職場にはいつもより15分前に着いた。
私が途中やった事は、1本見送って座るという事をやめた事だけ。
JR東日本アプリで次の列車まで間が空くのが分かっていたから。

京浜急行、相模鉄道の区間運休の影響と見られる乗客のいつもと違う流動に出会い、遅延が増大したが、その程度である。

途中、危険極まりないノーマルタイヤで駅に人を送る「親切な自爆ドライバー」による駅周辺の渋滞を見たが、日本人には、こういう自己中心的な過信をしている人が多いのかなと。
私はいつでも車を動かせるように、冬季はスタッドレスタイヤを履かせており、それが当然と思っているが、雪の中を車で出ようとはあまり思わない。
周りはノーマルタイヤの自爆ドライバーだらけで危険だからである。

話がそれたが、後の報道を見ると、人が溢れただの、情報がどうのとか、果ては東急電鉄に質しに行く等、マスコミの自身の報道のあり方を棚に上げていたのには、なんだかなあって思ったりする。

東急の一部路線では平時でも積み残しが出かねない混雑区間があって、雪による間引き運転が行われれば裁ききれないのは分かっていた筈。
まずそこを踏まえたうえで話をすべきで、マスコミの上っ面の報道には改めて呆れるしかない。

東急沿線に住んでいる人、利用客はその事を分かっている筈なのだ。
しかも情報は逐一携帯端末に入って来る時代だ。
運行障害時にも携帯端末を注視している輩が多いけれど、彼等は一体何を見ていたのか?

携帯端末は使いこなす、あるいは賢く使うものだと思うけれど、そういう人は必要に応じて使っているのであって、人にぶつかりながら歩き乍スマホするような事もないと思うんだけどな。
乍スマホやってる様な輩は、結局は機械に使われているんだよな。
機械はスマート(賢い)という名で呼ばれているけれど、依存している輩は全くスマートではないと。

雪の中、公共交通機関が運休回避を考えるのは、どうしても公共交通機関が必要な人の為なのだと。まずそれを考えるべきであろう。
マスコミは無責任な報道をするくらいなら、有給休暇を取ってゆっくりテレビを観ましょうとか、そういう事を言ってもいいと思うんだけどな。

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2016年1月 1日 (金)

池上彰のニュースそうだったのか!!の怪

昨年末、12月29日に全部ではないが、「池上彰のニュースそうだったのか!!」を見て気になった点があったので記しておく。

副題が「2015池上総ざらい 昔と今を比べると日本はこんなになっていた 年末特大スペシャル」と長ったらしい。

この番組中、気になったのは未成年犯罪に関するデータの読み解き不足である。
この項の直前、老人のショッキングな犯罪を見せ付けてゲストを誘導すると言う稚拙な演出を行った上で、未成年犯罪のショッキングな事件を映し出すという演出を更に行い池上がグラフを交えて解説する。
実は未成年犯罪の発生割合は減っているのだと。
ここで雛壇に並べられたゲストは「へー」となるわけである。
更に池上の解説は続くが、気になったのは「再犯率」である。
確かに池上が言うように、犯罪総数に対する再犯率は増えている。
しかし示されたグラフから明らかなように、再犯件数そのものは減っているのが見て取れた。
これはどういう事か?

犯罪発生率は減っている。その中の再犯割合は増えている。
ただこれだけの事を池上を態々呼んで解説させる理由は実はない。
ここで池上が注目すべき点は、こんな上っ面の事ではない筈なのだ。

重要なのは、
犯罪発生率は減っている。その中の再犯割合は増えている。しかし再犯数そのものは人口減に応じて減っているという事なのだ。
池上が解説すべきはこの点ではないのか?

データを裏側から見てみよう。

再犯件数そのものは未成年の人口減に呼応して減っていると考えられるから、実は変動があるのは「再犯に及ばなかった犯罪」だった筈なのだ。

言い方を変える。
有意差として考えるべきは犯罪総数に対する再犯率ではなく、未成年者の人口推移とリンクさせるべきで、有意差があると考えられるのは再犯にならなかった犯罪の割合の減少なのである。

これを検証するには、犯罪の数ではなく、犯罪の内容と再犯の多寡について見るべきなのだが、番組中ではその点に全く触れられていない。
また、老人犯罪のデータを推移を見せたりしているのであるから、未成年犯罪とその他の犯罪についても比較検証すべきであった。
また、再犯が初犯を起こした同じ年に必ず起きるわけではないという含みも持たせておかないといけない。
初犯と再犯の間には時差があるのだ。
直近の犯罪の再犯率は、現時点では分からない。後に分かってくる事なのだ。

このようなデータの読み解きが不充分な状態で、番組はゲストを「へー」と言わせようとする稚拙な演出に傾注し、この当然あるべき比較検証ならびに留意点に関する説明を行っていないのだ。

池上はデータの内容を読み解くような事を言う。
しかし、その番組でデータの読解力不足を露呈したと言えるのだ。

ゲストに弁護士の北村晴男がいたが、飾りでないのだったら、突っ込みを入れて池上を困らせるくらいでないと困る。

(文中敬称略)

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2015年12月26日 (土)

国道410号線の松丘隧道モルタル崩壊の怪

9人もの人の命を奪った人命軽視の危険構造物由来の笹子トンネル事件を受けて、補修工事の名のもとに、人命軽視の危険構造物構築工事が継続して行われていた。

国道410号線の松丘隧道は、笹子トンネル事件を受けた調査で補修の必要性があるとされ、補修を行っていたとされる。

ところが、それは危険なモルタルを新たにまた危険なモルタルに置き換えると言う、土建屋がやりがちな安全性無視の予算消化形の施工である。
しかもそのモルタルを御丁寧にも重量物のコンクリートの化粧板で覆い隠すと言う念の入れようだ。

この工事に関わった人は多い筈だが、誰一人として「これはおかしい」「危険だ」と思わなかったのだろうか。
「これはおかしい」「危険だ」と分かっても言えないのであれば、それが一番危険なのだ。

笹子トンネル事件の項でも述べたが、重量物を下から支える事なく使用する「土建屋の常識」は、私のような安全性最優先の機械技術者から見れば危険極まりないもので、これが罷り通っている現状を国土交通省をはじめ、関係各所は重視しなければならない。

全長およそ20m、落下総重量23.5t。
これ、電車1両がズドンと落ちたのに相当する。
今出来る事は、同様な施工のトンネル等の設備の即刻使用中止である。
それが出来なければこの手の事件は今後も起きるだろう。

マスコミ各社がやるべき事は、千葉県が異常を見つけた残り7箇所のトンネルが今どうなっているか現地各所に飛んでいって報道し、警鐘を鳴らす事である。
千葉県が見過ごした施設は本当に安全か、他の都道府県はどうか、マスコミがやるべき事は山ほどある。
毎日各報道番組に専用コーナーを設けても、それを延々と続けられるほどのネタはある。
危険な施工基準はどのように生み出されるのか、現場でおかしいと思ってもその声が届かないカラクリ、等々。

実際は極めて残念な事にその気配は薄い。
以前から危険性が指摘されていた・・・そんな報道はもう御免だ。
事は人の命に関わる問題である。指摘された時点で、それが改善されるまでマスコミは警鐘を鳴らし続けなければならない。
危険性を指摘されながら放置の関係者はどんどん吊るし上げるくらいの気概を持つべきなのだ。

マスコミの警鐘により土木の安全性が向上した。記者諸君はそうしたいとは思わないのかね?
広告収入の方が大切なのかな。

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2015年12月20日 (日)

消費税複数税率の怪

政治家はおろか、マスコミですら消費税の軽減であるかのような言い方をする複数税率。
もし本当に軽減であるならば、現行の8%からどれだけ下がるのか問題にする筈。
10%に上げないから相対的に「軽減」などと言っているのであれば、これは詐欺まがいではないだろうか。
マスコミ、しっかりしろよ、と言いたい。
8%据え置きのモノがあったとして、それのどこが軽減なんだよ。

それから、複数税率に対する事務処理の煩雑さがどうのとか、これもおかしい。
消費税導入前、日本には物品税、通行税といった消費税が存在し、その税率は雑多であった。
例えば、オーディオ用のスピーカ。フルレンジ単発とツーウエイ以上のスピーカでは税率が違った。
そうすると、バラで売られていたスピーカは単発扱いだが、販売店で複数のスピーカーをツーウエイ以上としてエンクロージャに収めて販売するとツーウエイ以上のスピーカとなって、販売価格に転嫁する物品税が増える。
これを、販売店が清算して納めていたのだ。

消費税導入前の物品税という「消費税」の時には出来た事ができないなんて、おかしいではないか。
それよりも、物品税との比較をしても良さそうなものを、物品税の「ぶの字」も言わないマスコミはどうかしている。

それから、最初の話に戻るが、税が上がる品があって、下がるものが無いのであれば、政府や国会はその増収分をどう有効に使うか議論すべきであるのに、下がるものが無いのにその財源をどうするかなどという議論をしている自民党(その弱小派閥公明派(自称公明党)を含む)ってなんなのよ、と言いたくなる。

生活必需品に対しては税率は0%でもいいと思う(物品税はそういう考え方だった)と思うのだが、国税庁が指摘するように、これは高所得者層にも減税の効果がある。
これを是正するには、所得税の累進性で補うしかないのである。
また、投機的利益に対しても、所得に組み入れて所得税の累進性の効果を及ぼすべきなのである。
現に、高所得者層は余剰資産を投機に回す傾向があり、その結果、収入に対する税負担率が下がって累進性が崩れるのである。
生活困窮層は、株券買ったり、FXなんかしないだろうから、これで苦しむ人なんかいないと思うんだけどな。
投機なんてのは、自己責任なんだし、配慮する必要は本来ない。

もうね、突っ込みどころ満載なんだよ。
マスコミ、しっかりしてくれよ。
現状では問題点を指摘しているフリをしながら妙な解説をして政府の広報機関に成り下がっているようにしか見えない。

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2015年12月 6日 (日)

笹子トンネル事故の怪(追悼文)

石川友梨さん(当時28)の妹・愛さんの3年の追悼式での言葉のほぼ全文と思われる内容が分かりましたので掲載します。

マスコミの要旨が恣意的で適切さに欠けるものが多い事、編集で細かくツギハギしているさまが分かります。

愛さんは結婚され、改姓されているものと思われますが、この点はマスコミで触れられていません。
既に姉の年齢を追い越し、29歳になったとされています。

これでも一部、繋がりの確認できない部分があり、この部分は一行空けてあります。

本ブログ公開後、新たに判明した文言を赤文字で追記しました。
この部分の挿入位置は文脈からの推定で、この一つ前あるいは二つ前の文節と前後している可能性があります。
この部分を公開していたのは私が調べた範囲ではテレビ朝日だけで、逆にテレビ朝日はこの部分を報じた番組でこの前後をバッサリ切り落としています。
挿入位置が確定しないのはその為です。

3分ほどの短いものと思われ、全体で一つの大きなメッセージになっています。
本来編集すべきものではないものと思います。
また、これはマスコミの言う「悲痛な訴え」ではありません。ごく普通の考え方で、亡くなった人の無念を代弁していると捉えるべき物です。
マスコミには感情を煽る稚拙な報道を控え、問題が多々ある本件について、9人も殺した無差別死傷事件を「事故」及び「点検問題」にすり替えようとする側に迎合する事の無い様、切に願うものです。

以下判明した全てを記します。

***

(正面に向かって)
友梨お姉ちゃん。今でもはっきりと覚えています。
3年前の今ごろ、わたしは夜勤へ行く前で、ぼーっとしながら家事をし、何気なくついていたテレビに目もくれず、何か大変なことが起きているのか、それぐらいにしか思っていませんでした。

あなたが亡くなった時、私は妊娠7ヶ月、結婚して2週間、
自分の人生で最も幸せ絶頂期に、あなたがくれたプレゼントは、あなたの死という最低のものでした。
事故から数週間後にあなたを山梨へ迎えに行った時、あなたと対面をしました。
だけど、対面したあなたは、私が知っているお姉ちゃんじゃなかった。
重さ1.2トンの天井板に押しつぶされて、「助けて」と叫びながら、千度近い炎で3時間焼かれたあなたは、手も無くて、足も無くて、体の中で一番硬い歯でさえ残ってなかった。
上下分かれ、バラバラになって、小さなただの炭の塊だった。

(事件を起こした側に向き直って)
あなた達は、本当に分かっていますか
あなたたち、ここにいる人達が、一人ひとり、本当のプロの意識がなかったがゆえに、ここにいる9人は死にました。
自分達でちゃんと危険を考えて、何千人も社員がいるんだから、誰か一人が、「この点検方法はおかしい」、「天井板が危ない」ってさえ言ってくれたら、お姉ちゃん達は死なずに済みました。

あなた達は家に帰れば大好きな家族に会えるかも知れないけど、
私達は自分達が死ななければ家族に会う事ができません。
あなた達は本当にその事を分かっているんですか。

私達遺族は何年立っても何十年立っても
この事故を忘れる事も家族を忘れる事も悲しみを忘れる事も出来ません。

(正面に向き直って)
3年前の今日、あなた達は空へ帰って行きましたが、
あなた達が命懸けで教えてくれた事や、遺してくれたものから、私達はそれぞれ感じたり、学んだりし、命を大切に生きていきます。

石川友梨の妹、愛。

(大きな拍手をした者が一人)

追記は2016年1月10日。

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笹子トンネル事故の怪

「あなた達、ここにいる人達が、一人ひとり、本当のプロの意識がなかったがゆえに、ここにいる9人は死にました。誰か一人が、『この点検方法はおかしい』、『天井板が危ない』ってさえ言ってくれたら、お姉ちゃん達は死なずに済みました。」

石川友梨さん(当時28)の妹・愛さんの3年の追悼式での言葉が全てを語っている。

私は事故前に何度もこのトンネルを通っていたので、この事故に関して注目していたのだが、分かった事は機械技術者の私から見れば信じられない事ばかりであった。

まずアンカーボルト。
これは機械設置の際にも、土台に装置を固定するのに用いられる事が多いのであるが、私の認識はあくまで載っている物が動かないように使うものである。
街角でも自動販売機なんかの足元を見ると、販売機が勝手に歩いてゆかないようにしているアレである。
基本的に、荷重を支えるのは脚であって、アンカーボルトはあくまで位置決めなのだ。
笹子トンネルの天井板は、1トンを超える物もあるにも係らず、下から重量を支える脚が無く、アンカーボルトで吊るされている。
非常に危険な構造である。

強力な接着剤。
アンカーボルトにいかに強力な接着剤を使用しても、荷重を支えるのはトンネルの構造物である。
ここで検証が必要なのは、トンネル本体の天井に天井板を支えられるとした設計の前提である。
トンネル構体は、自身を支える為に強固なアーチ構造をしているのであるが、その内側の化粧ともいえる外壁部分になぜ重量物をぶら提げようと考えたのであろうか。
繰り返しになるが、重量物を支える場合は、下から支える事をまず考えるべきであって、化粧の上っ面に何ミリアンカーを深く入れようが、強固な接着剤を併用しようが、それで危険な構造が安全になることは決してない。
基準がどうあろうとも、設計時、施行時、点検時に、これは危ないのではないか?と思った人はいたに違いない。
そう考えれば、冒頭の愛さんの言葉は至極当然のものなのである。
プロの意識、それ以前に、どう見ても素人でしかない。
調査報告書でも原因をハッキリさせていないのは、報告書に関わっていたのが土建関係者だったからだと思っている。
なぜなら、原因を明らかにすれば、自分達の基準が危険だという事が露呈してしまうからだ。
このような問題意識の無さでは、同様なずさんな基準及び設計施工に起因する「殺人」はこれからも起きるだろう。

マスコミに望む事は、この明らかな落ち度を、愛さんの言葉を使って「遺族の思い」として片付けないで欲しいと言う事だ。
設計・施行の前提がおかしい。これを報じるのに「専門家」のコメントに安易に頼らず、各マスコミで記者・解説委員が激論を戦わし、とことん追求して欲しいのだ。
重量物は下から支えるべきもの。吊るしたから落ちた。この当たり前の事が起きたのだ。
連鎖して複数の天井板が落ちたのは、吊るすという事が不安定で危険である事の証左なのだ。
愛さんをはじめとして、遺族の方々は皆、殺されたと思っている筈。
この考え方は正しい。そう、殺されたのだ。
「ここにいる人達」が誰であったか、一人ひとりマスコミはきちんと報じるべきなのにそれを怠っている。非常に残念な状況だ。

点検に問題があった?
複数のアンカーボルトが一斉に抜け、破断して一気に落ちたのだ。
アンカーボルトで恒久的にものを吊ってはいけない。抜ける事もあるからだ。
そして、1本抜けるとバランスを崩して一気に瓦解する事もある。
この事故はその容易に想定される事態が起きたに過ぎない。
いや、事故ではない。このような危険な施工を平然と行った設計管理側の殺人なのである。

山梨県警察に望む事は、明らかな人命軽視の施工管理側の責任者を炙り出し、殺人容疑で送検する事である。
こんなの過失じゃない。危ない施工方法にGOを出した人による無差別殺人なのだ。

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2015年8月22日 (土)

夜中に出歩く少年少女の怪

高槻殺人事件。

また痛ましい事件が起きた。
無論、人を殺した犯人が一番悪いのは間違いがないのだが、今回の場合、犯人がターゲットを物色していたと見られるところに注目すべきだと思う。
この手の事件は度々起こっていて、その度にマスコミは大々的に取り上げるのだが、共通点は、夜中に子供がブラブラしているという事で、そこが一番重要な部分なのだが、マスコミはこの事を意図的に避けている。

マスコミは報じる。
指紋が残っていない。計画性がある。

マスコミは街角にマイクを向ける。

あれ?と思った。
数多くの意見があっただろうから、その中には
「夜に子供の外出を容認した親の良識を疑う」
といった意見もあったのではないだろうか。

マスコミの報道を整理してみる。
犯人には計画性があった。
ターゲットがあった。
ターゲットは夜間放浪の子供。
犠牲者の親は夜間放浪を容認していた。

見方を変える。
親が子供の夜間外出をさせない。
犯人のターゲットにならない。
事件が起きない。

更に一捻り。
親が子供の夜間外出をさせない。
犯行計画を立てる原因がない。
何も起こらない。

ついでだからもうひとつ気になった言葉。
「防犯カメラ」

今回もこの言葉が頻発したが、
今回は「えさ」である夜間放浪少年を写し、餌に食いつく「動物」である犯人の特定に役に立った。
こういうのを「防犯」とは言わない。「観察」である。
「防犯カメラ」であるのなら、写った事に対して何らかのアクションが必要である。
今回、放浪少年が写った時点で少年達を保護すれば「防犯」になった筈。

「カメラがあるのだから犯行を思い留まる筈」=「防犯」
であるならば、「防犯カメラ」は「犯行特定に役に立つかもしれないカメラ」、あるいは「防犯に効果があるかもしれないカメラ」の略なのかもしれない。

殺人は許し難い。
しかし、マスコミに登場する「コメンテーター」には、色んな切り口を示し、今後の本当の防犯に繋がるコメントをして欲しいと思うのだ。
被害者の関係者に配慮するあまり、事の本質を避けるのは本末転倒である。
被害者の関係者の「後悔」こそ、事の本質である。
配慮のあまり、今後「後悔する人」を生み出さない為にも。

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2015年8月13日 (木)

佐野研二郎氏のオリンピックロゴの怪

パクリであるかどうかに関係なく、発表された時に思いっきりガッカリさせられたのが東京オリンピック2020のロゴである。

何で東京を現すのにアルファベットの頭文字の「T」なのだろうか。
都市開催だが国を前面に押し出した日の丸1964の様な割り切りもない。
東京都のマークのイチョウの葉と掛けた捻りもない。

類似のデザインがある件にしても、東京オリンピックのロゴ単体の問題で済ませばいいものを、実はアルファベット全部あるだとか、数字もあるだとか、余計なものを披露し、その稚拙さを自ら露呈したように思う。

他のアルファベットには日の丸を組み入れたとは思えないものもあるし、元字がなんであるか理解不能な物もある。
UとV、どちらがどっちだか分かるか?
YとT、Yの方がTに見えるのは何故か?
数字に到っては0は1964年東京オリンピックのロゴそのものだ。
これ、ゼロだったか?

一貫性のない文字列デザイン、ああ、この程度だからTも致し方ないか。

Tを図案化したといえばトヨタ自動車の三つの輪のデザイン。これを見て、シンプルな洗練されたデザインってなんだろうと思ったりするのだ。

ところで、氏のデザインとされるサントリーのトートバッグ、このデザインには元ネタが特定されている完全なパクリがいくつかある。
本人が全く認識せずに全く同じ絵柄が出来るとしたら、これはもはや超能力である。
ハッキリ言える事は、こういう超能力者にオリジナリティを求めてはいけないという事だ。
氏にこのような超能力があると判明したのであるから、東京オリンピック2020のロゴデザインは氏以外のデザインに差し替えるべきであろう。
コンペやったんだから。差し替える優れた絵柄は他にもあるはずなのだ。

最後に。
他国開催のオリンピックのロゴで、国を前面に押し出したのは星条旗を想起させるロス五輪くらいである。
他は五輪マークの五つの輪(=和)に掛けているものが多い。

ところが日本で行われた東京1964と札幌1972は日の丸丸出しで、五つの輪がない。
長野5輪は5つの和であるし、実は東京5輪も2016、2020の招致マークはこれに則っている。
東京2016の5色の結び目、東京2020の5色の花。どちらも日本らしく、優れたデザインであった。
ところが招致が叶うと日の丸を前面に押し出す。
出来上がった東京2020のロゴは5つの輪のオリンピックらしくない、押し付けがましさが目立つのだ。
これはコンペの選者に問題があるのではなかろうか。
選者に選んでもらう為に奇妙なデザインが罷り通る。
これっておかしくはないだろうか。

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2015年7月 8日 (水)

消えた「ジャンパ連結器の世界」

国鉄~JRにかけてのジャンパ連結器について、簡潔な解説で纏めたサイト、「ジャンパ連結器の世界」が消えてしまいました。

ちょっと確認するにはとてもいいサイトで、同様なサイトがなかっただけに、無くなって残念です。

鉄道関連のCADデータを作るには、ジャンパ連結器というのは避けて通れませんので、都度資料をひっくり返して作図する事になります。

Ke57ab75

この図はクロ150のデータを起こした後、クロ150の種車のサロ150の図を起こそうとして描いたもので、KE57/A互換のジャンパ連結器です。
車両の装備品として描いていますので基本的なアウトラインになっています。

鉄道関連書籍には車両の連結に関する記事は少なく、鉄道ジャーナルが散発的に取り上げる程度です。
鉄道各誌がKE○○と型番の羅列が続くのは、それで自己満足に陥りがちな執筆者の使い回しが続いてるのかなと考えてしまいます。

ジャンパ連結器の資料を当たっていて気付くのは、鉄道関連書籍が車両の解説に当たって参照する事が多い、車両の取扱説明書にはジャンパ連結器そのものの記述がないという事です。
こういったパーツは別に解説書があるか、現場に図面があったりするのですが、それらを参照する様子はありません。
従って、車両の取扱説明書にある型番の羅列に終始する事になります。

資料としてデータ化して公開したいと思う反面、現状では車両外観図以外のデータは人気がなく、労力に対して割が合わなくなる可能性が高いと言う事になります。

ネット上の情報はタダと思う人が圧倒的みたいですが、情報を発信する側もはそれなりの苦労がある事をご理解戴ければ幸いです。

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現状ではジャンパ連結器をシリーズとしてデータ化する踏ん切りがつきません。

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2015年6月 9日 (火)

AU12ユニットクーラ外観図CADデータの修正

鉄道関係の資料は散発的なものが多く、データを起こすのに完全に資料が揃う事はなく、一度データを起こした後で資料が見つかって修正という事が常についてまわります。

019au12bntv0_20c85

既にアップしたデータを都度修正していると既存データが多い場合は修正作業が膨大になりますので頃合を見計らう事になります。
今回は国鉄特急電車用にデザインされたAU11ユニットクーラとベンチレータを一体化したキセが、ユニットクーラがAU12に変更された際に細部が変更されたものについてのデータについてアップ後1年に判明した構造、寸法について修正しています。

アップしたデータが増えてゆくと、新規データの作成と、修正作業の兼ね合いをどう付けてゆくかが悩みになってきます。

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